日時:6月16日(日)14:00~15:30
会場:軽井沢安東美術館 サロン ル ダミエ
定員:50名
「乳白色の肌」の質感表現について
エコール・ド・パリの画家として知られるレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)は、独自の技法で「乳白色の肌」を描き、1920年代のパリ画壇で絶賛を浴びました。フジタの作品に使用された画材や技法については、これまで多くの研究者によって調査研究が進められましたが、修復や画面保護用のニスが施されることの多かったフジタの絵画からは、彼がどのような肌の表現を目指したかは計り知ることができません。本講演では、2023年にポーラ美術館で実施された、画面保護ニスなどが施されていない《ベッドの上の裸婦と犬》に対する分光蛍光分析の結果をもとに、肌質感の観点からフジタの「乳白色の肌」の技法の秘密を解き明かします。
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